Archive for ‘化学1’

9月 3, 2011

スポーツ飲料でモル計算。


何とか生徒にモル計算をさせたい。ついでに、イオンの話をして酸・塩基の導入もちょこっと視野に入れて授業したい。

そんな感じで、夏休みに構想を練ってました。

それで、思いついたのが夏に生徒がよく飲むスポーツ飲料。

某O製薬(隠れてないかw)は、スポーツ飲料の成分を公開してくれていますので、

その濃度をリットル毎ミリグラムに私の方で計算し直し、生徒用の配布資料を作成しました。

モル計算の基本の復習部分もくっつけて、なんとかB5一枚のプリントにまとめてみました。

大嫌いな計算ですが、何とかやってくれました。

意外に少ない、とか、色々言ってましたが。

でも、とにかくちょっとでも楽しく、勉強が身についてくれたらうれしいなぁ。

1月 11, 2011

やっぱり。


今日は授業やってませんが,相変わらず雑談というか備忘録というか,そういうカテゴリがないのでカテゴリは適当です。

正月はのんびり過ごせましたが,その中で自分の仕事の意義というか,目的というか,そういう部分をじっくり見直して思ったことを書き留めておこうと思います。

理科,って何のためにあるの?って思いますよね,普通。特に大学受験を考えない高校の場合って。

まぁ,目的は大学受験云々とは関係なく変わらないわけなんですが。

公式には,こんな風に書かれてるんですよね。

自然に対する関心や探究心を高め,観察,実験などを行い,科学的に探究する能力と態度を育てるとともに自然の事物・現象についての理解を深め,科学的な自然観を育成する。

(高等学校学習指導要領 第5節 理科 第1款 目標 より引用)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d/990301f.htm

でも,こんなの堅苦しいし,じゃあどうするのよ?ってなりますよね。

ぼくが思うに,朝永振一郎先生の言葉そのままなんじゃないか,と。

朝永先生の残した言葉で,唯一書いた色紙に書かれたのが,こんな言葉です。

ふしぎだと思うこと

これが科学の芽です

よく観察してたしかめ

そして考えること

これが科学の茎です

そうして最後になぞがとける

これが科学の花です

(英訳)

A sense of wonder —

This is the bud of science.

To observe well, confirm, and think —

This is the stem of science.

And at least the mystery unfolds —

This is the flower of science.

この言葉って,科学の本質をよく表していると思うんですよね。

どうしても,科学っていうと最近は自然科学のことを指すかのようなイメージとともに,新しい発見や,その方法,あるいは分析方法などに焦点をあてがちですが,そこは本質じゃないんですよね。

この前のノーベル化学賞だって,ちゃんと話を聞くと,この科学の方法論が非常によく形として残った成果だったということがわかります。

アルミやマグネシウムは出来るのに,なんでホウ素は出来ないんだろう?

っていう疑問から,この研究は始まってるんですよね。

これって,立派な科学の芽じゃないですか。

そういうことをちゃんと伝えるっていうのも,われわれ教員の仕事なんだなって思います。

10月 20, 2010

中和反応の化学反応式の作り方。


3年生の割と優秀な子たちでも、やっぱり新しいことは苦手みたいですね。

中和反応の化学反応式、段階を踏んで少しずつやってますが、ちょっと苦労してます。

電離する反応式を作れるようになって、できたイオンを組み合わせて水H2Oを作って、残ったイオンで塩を作る。

この3段階をひたすら練習です。

でも、試験までには何とかなりそうかなぁ。。。

9月 10, 2010

中和反応の導入


今日の化学1は、指示薬の話をちょっと飛ばして中和反応の導入でした。

今日の内容

  • 1mol/L HClaqの蒸発→何も残らないことの確認
  • 1mol/L NH3aqの蒸発→何も残らないことの確認
  • HClaqとNH3aqの混合、蒸発→白い粉末状の固体の残留確認
  • 蒸発後の残留物や臭いの消失などからの中和反応の推定
  • 中和反応の反応式を導く

という内容でした。

箇条書きにすると地味だけど、一応精一杯工夫したんだよ!

反省

今日の裏テーマは、「酸・塩基の中和をいかにして見せるか」ということだったのですが、

これについては割とうまくいったと思います。

でも、生徒の発言を引き出すのがへたくそでだめですね。

もうちょっとうまくヒントを出したり誘導したりして、うまく生徒の発言を引き出さないと。

9月 7, 2010

酸・塩基しらべと定義、水素イオン濃度とpHについて


今日は、内容盛りだくさんの2時間で、

きっと生徒はオーバーフロー気味だったのではないかと思います。

授業の内容

最初に20分ほどかけて、さまざまな試料が酸なのか塩基なのかを

みんなでリトマス紙で調べました。

使った試料は、

  • こんにゃく
  • 梅干
  • はちみつ
  • volvic(レモン風味のもの)
  • グレープフルーツジュース
  • レトルトカレー
  • しょうゆ
  • ソース
  • ケチャップ
  • マスタード
  • キッチンハイター
  • 生徒の唾液(自発的にやってくれました!)
  • 生徒の涙(これも自発的に。)

という、なかなか盛りだくさんで。

前回の授業でやりたいと挙げてくれた内容の半分くらいなのですが、

他はすぐには材料が見つからず。

でも、生徒の予想と比較してみると、

試料 予想 結果
こんにゃく 塩基性 塩基性
梅干 酸性 酸性
はちみつ 塩基性 酸性
volvic(レモン風味のもの) ―― 酸性
グレープフルーツジュース 酸性 酸性
レトルトカレー 塩基性 酸性
しょうゆ 塩基性 酸性
ソース ―― 酸性
ケチャップ ―― 酸性
マスタード ―― 酸性
キッチンハイター 酸性 塩基性
生徒の唾液 ―― 塩基性
生徒の涙 ―― 中性

という感じでした。予想で抜けているのは、

生徒の予想ではわからないとなっていたものです。

生徒の中に、こういった作業をすることに対して非常に積極的な子がいるので、

うまく盛り上げて進めてくれて、にぎやかに行うことが出来ました。

その後は、アレニウスやブレンステッド・ローリーの酸・塩基の定義を確認したあと、

オキソニウムイオンの生成について考えました。

その後は、水素イオン濃度やpHの話を簡単に行って、今日の2時間の授業は終わりです。

反省点

もうちょっと、作業の時間を短くして

講義の時間を長くしたほうが、後ろのほうが忙しくなくてよかったかなぁ、と。

生徒をもうちょっとうまく動かさないといけませんね。