STSについて考えてみた。


最近になって、ようやく3月11日からの政府関係機関の動きが明らかになってきましたね。
その中で、大変気になっている記事を今朝見つけました。朝日新聞の「プロメテウスの罠」という連載記事です。
もしお手元にありましたらご覧ください。

3/11の震災当時、労働安全衛生総合研究所に所属しておられた木村真三さんの、
震災後の放射能汚染状況の調査に関する木村さんとNHKの動き、それに対する政府の動きが
木村さんの視点から非常によくまとめられている記事であるように見えます。

木村さんは、震災直後から調査に向けて動き出していたのに、それを止める厚労省。
仕事をやめてまで調査に飛び出していった木村さんと、特集番組を組んだNHK。
更に、NHKサイドでも過剰な安全への配慮から、調査の妨げになる内規。

これらの多くの障害と助けを差し伸べる周囲の人々。
様々な助けによって、「科学者の使命」を果たそうとする木村さんの姿に、大変心を打たれました。
それと同時に、命を張ってでも、科学者として人々に正しい情報を伝えようとする木村さんに対する
政府関係者の妨害に、とても腹が立ちました。
正しい情報を伝えず、ただひたすら安全神話を作ろうとしたことに対する、
「混乱を招きかねない」という政府の言い訳が、本当に空虚だったのだということが、
この記事に出てくる人々の、正しい情報を知ったときの「早く知りたかった」という言葉から痛感されます。

科学技術を陰で支える科学者・技術者と、その知識も十分でないままにコントロールしようとする権力者。
こういう構図は、政府でも企業でもよくある話だとは思いますが、往々にしてコントロールしようとする側が
間違いであったという風に言われることは歴史的にもよくあることです。

どうしてこういうことが繰り返されるのか、なぜ歴史から学べないのか。
今回の一連のことから、仕組みを変えようという動きになっていかないといけないと思います。

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