反応機構


昨日の、アト秒化学の反応機構に関連した話でも。

最近は(ここ20年以上ですが)、化学の中では、有機化学が大変盛り上がっています。
でも、多くの人から見れば、「盛り上がってるってどういうことなの?」という感じがすると思います。

もっともわかりやすい指標は、「たくさん論文が発表されている分野」ということです。
盛り上がっている、とはすなわち多くの人が興味を持ってその分野に取り組んでいる、という状態です。
その分だけ多くの実験が行われ、その結果が多く発表されます。
そうしてたくさんの論文が出てくると、周辺の分野を研究していた人も、「あ、こっちの研究も面白そうだな」ということで参入して、更に研究人口が増える、というサイクルに入ります。

更に、このようなサイクルが続くと、既存の論文雑誌だけでは発表の場が足りなくなってきます。
そうなると、新たな論文雑誌が発行されることになります。
そうして、徐々にその分野の論文雑誌が増えていくことで、知識も蓄積され、新たな発見がなされていきます。

そんなわけで、ずっと盛り上がっている有機化学ですが、私は割と好きです。
専門ではないんですけどね。私は計算化学ですし。
でも、計算科学的に考えられる電子の移動と、有機化学の反応機構はかなり整合性が高いので、感覚的な理解がそのまま正解に直結していく場合が多いので、パズルを解く感覚で反応を考えていけます。

とは言うものの、新しい反応が出てくると「何だこれは・・・」ということも多いんですけどね。

そんなわけで、私のオススメの有機化学の本はこれです。

演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで

私も、大学院入試前から散々お世話になりました。
中身が英語なのがちょっと残念ですが、普段から論文を読みなれている人なら全く問題なく読める程度の難易度です。
また、英語がどうしても嫌でなければ、反応機構は言葉は関係ないですから、すぐに理解できます。
大学で有機を専門にしている人、大学院入試なんだけど有機はよくわからないという人、大学院で有機を専門にしている人まで、幅広く楽しんで解ける問題集になっていると思います。

そんな私が今狙っているのはこっち。
人名反応に学ぶ有機合成戦略

英語版のほうがいいという噂もあり、どっちにしようかとも思っていますが。とにかく問題なのは、値段が高い!!!ってことです。
でも、やっぱり人名反応は重要ですからね。わざわざ人名が付くくらい有名になっている反応、ですから。
どうにかこうにか、お金を工面して買いたいなぁ。。。

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